そろそろ、お酒やめようかなと思ったときに読む本

東京アルコール医療総合センター・センター長の垣渕洋一さんの著書「そろそろ、お酒やめようかなと思ったときに読む本」を読みました。




『そろそろ、お酒やめようかなと思ったときに読む本』とは

お酒の飲み方をイチから見直し、より健康で充実した人生を始めようとしている人のお手伝いをするための本です。



筆者が伝えるアルコールの正体

脳と体への影響をかんがえるとれっきとした「薬物」です。



『そろそろ、お酒やめようかなと思ったときに読む本』から学んだこと

「酒は百薬の長」は酒税のためのキャッチコピー

「酒は百薬の長」は「酒はどんな薬よりも効果がある」という意味です。


この言葉の起源は、西暦8年~20年頃に中国を支配した「新」の王莽という皇帝が発した言葉です。この皇帝は財源として酒税を創設し、その際に消費を促進するためにこの言葉を民に宣布したと言われています。


「酒は百薬の長」は酒税をたくさん買駆除するためのキャッチコピーだったのです。


「酒は百薬の長だから、ほどほどに飲めば健康にもいい」というのは間違いです。


筆者は、ワインに含まれるポリフェノール(活性酸素による酸化から体を守る物質)が、健康長寿に一役買っているのは事実ですが、アルコールは組織で代謝されるときに活性酸素を出すので、その分を割り引いて考えなければならないと言っています。「ワイン=百薬の長」という単純なものではないようです。



「ローリスク」の節度ある適度な飲酒量は、アルコール量20g以下

国が定めた健康づくりの指針「健康日本21」では、アルコール依存症の発症リスクが少ない「節度ある適度な飲酒」を定めています。


男性の場合、1日平均でアルコール量20g以下。女性の場合はアルコールの影響を受けやすいので、男性の半分の10g以下です。


アルコール20gの目安は、ビールの中便化ストロング缶1本で500ml、日本酒なら1合弱、25度の焼酎なら100ml、ワインは小さなグラス2杯程度に相当します。


飲む間隔については、この酒量で、なおかつ週2日の連続した休肝日を設けるのが理想。



逆に、生活習慣病のリスクを高める飲酒は、1日の平均アルコール量で男性40g以上、女性20g以上です。


「健康日本21」の調べでは、がん、高血圧、脳出血、脂質異常症などの飲酒に関連する健康問題のリスクは、1日平均飲酒量とともに直線的に増加することがわかっています。



お酒をやめる7つのメリット

  1. ぐっすり眠れるようになる
  2. 夕食の量と体重が減る
  3. 肌の調子が良くなる
  4. 出費が抑えられる
  5. 生活習慣病やがんのリスクが低くなる
  6. 思考がクリアになる
  7. 時間にゆとりができる

ぐっすり眠れるようになる

アルコールには鎮静作用があるので飲むと入眠しやすくなりますが、酔いが回った状態の睡眠は質が良くありません。


さらに、連日のように飲んでいると1週間程度で耐性ができ、寝つきが悪くなります。


夕食の量と体重が減る

酒の肴は脂肪やタンパク質が多い食材が多く、シメにラーメンなどの炭水化物を食べてしまうことも。


お酒を飲まなければ、酒の肴やシメの炭水化物をカットできるので、摂取量やカロリーを減らすことができます。すると痩せて体が軽くなり、肝臓にも脂肪がつきにくくなるなど、体型と体調の両面が改善されます。


肌の調子が良くなる

お酒をやめることは、それだけでかなり有効な「アンチエイジング」だと言えます。


アルコールが代謝される際に発生したアセトアルデヒドや活性酸素が炎症を起こし、老化を早めます。


アルコールが体に入ると利尿作用で水分がどんどん奪われ、肌も水分不足でカサカサになり、そのため肌荒れしやすいのです。


また、ビタミンB群は肌の調子を整えるのに必須の栄養素ですが、飲酒をするとアルコールの分解のためにビタミンB群が大量に消費されてしまうため、肌のメンテナンスが追いつかなくなります。また、分解しきれなかった脂肪や余った脂質がにきびを作るため、肌が見た目に荒れてくるのです。


飲酒の影響で睡眠の質が落ちると疲労が取れないため、肌にも疲れた出やすくなります。


出費が抑えられる

一度の飲酒でビール500mlを2本


→300円×2本=600円



それを260日(週5日)飲むと


→600円×260日=15.6万円(1年間)



50年飲み続けると


→15.6万円×50年=780万円



つまり、50年で「780万円」節約できる計算です。


生活習慣病やがんのリスクが低くなる

アルコールの代謝物質であるアセトアルデヒドは、細胞のDNAを損傷して強い発がん性を示します。そのため、飲酒量が増えれば全身にがんを発症しやすくなりますが、特に注意したいのが「食道がん」です。


アルコールは脱水症状をもたらしますが、体の水分量が減ると血液の粘性が上がり、それによって動脈に血の塊ができるとあちこちが詰まりやすくなります。さらに、脳梗塞や心筋梗塞、静脈血栓、あるいは血の塊が肺に飛ぶ肺梗塞のリスクも高まります。


思考がクリアになる

飲酒をしなかった翌朝はアルコールの分解で体が疲弊することも、飲んでしまったことの後悔もなく、睡眠の質も上がるので目覚めが良くなったと感じるのです。


朝から頭がクリアで、仕事へのモチベーションが上がります。


時間にゆとりができる

誰しもやりたいことの優先順位があると思いますが、その上位に「飲酒」があると、そのために多くの時間を費やすことになってしまいます。飲まない人生を選択すれば、その分の時間が自分のものになります。



『そろそろ、お酒やめようかなと思ったときに読む本』を読んで

「酒は百薬の長」が酒税のためのキャッチコピーであったことにショックを受けました。


しかも、ポリフェノールを多く含む赤ワインは体にいいと思っていました。


今までも日常的には飲酒していませんでしたが、美肌のためにも飲酒は控えようと思いました。





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2021年11月19日 カテゴリ:[美容・健康, 読書感想・書評]

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