「AERA with Kids 2023 秋号」で、「小学生時代に力をつけるおうち英語チャレンジ」という特集がありました。
おうち英語の進め方
「子どもを英語嫌いにさせないこと」「親が決して無理をしないこと」を前提に、「毎日、ゆるく、長く」子どもが英語に触れる時間を習慣にして、英語を体に「なじませていく」ことがベスト。
おうち英語を続けるための5か条
- 少しずつでいいから、「毎日、決まった時間」に取り組む
- 親は英語を教えるのではなく「英語の機会を与える」
- 今取り組んでいる英語を「英語のまま頭に入れる」
- 英検、ペラペラだけを目指して「英語を詰め込まない」
- 「子どもが好きな内容」を英語教材に入れ込む
少しずつでいいから「毎日、決まった時間」に取り組む
「毎日コツコツ」が結局は一番の近道。
短時間でいいから、毎日同じ時間に英語に取り組む時間を持とう。
「夜寝る前の読み聞かせ」のようにルーティンにしてしまうのがコツ。
親は英語を教えるのではなく、「英語の機会を与える」
親は子どもに「英語に親しむ時間」を作って与える意識で。
応援役に徹して、子どもが自分で楽しさを発見できたらなおすばらしい。
「英語を教えなければ」と身構えずに一緒に楽しんで。
今取り組んでいる英語を「英語のまま頭に入れる」
英文の意味が分からないと、つい日本語訳を聞いたり読んだりしたくなるが、そうすると結局「日本語で理解」していることに。
英語の語源、リズムもそのまま頭に入れるようにしよう。
英検、ペラペラだけを目指して「英語を詰め込まない」
「英検〇級に合格」「英語をペラペラに話すこと」が目標になると、「頑張り続けないといけない苦行」になってしまう。
わが子の成長と楽しむ様子を前向きにつなげる気持ちで取り組んで。
「子どもが好きな内容」を英語教材に入れ込む。
「好きだから続けられる」心理は英語も同じ。
子どもの興味関心のある内容の英語を選ぶことが、おうち英語を楽しく続けられるコツ。
親だからこそ子どもの「好き」を見つけられるはず。
おうち英語はリスニングが9割
おうち英語では、英語のフレーズを英語のまま聞くことを繰り返すのが基本です。
正しい英語をたくさん聞いて英語を頭に取り込めたら、正しく話す、読む、書くこともできるようになる。
英語の音がしっかり入るリスニングの4ステップ
- リスニング力がつく音源を選ぶ
- 1日のうちでいつ聞くかを子どもと決める
- 同じ音源を何度も繰り返し聞く
- 英語が浸透したら別のお気に入りの音源を増やす
ステップ1:リスニング力がつく音源を選ぶ
基本は英語の歌がおすすめ。
歌は大事な単語を強調し、英語のリズム感がわかりやすいから。
DVDやパソコンでアニメを見るのも〇。
ただ字幕はオフにして英語の音声だけに。
子どもが興味を持って楽しんでいるか、音を聞こうとしているかを観察して。
ステップ2:1日のうちでいつ聞くかを子どもと決める
忙しくても、せめて朝と夜の最低2回は決まった時間を英語タイムにすると子どもの英語習慣がつきやすくなります。
1回は10~15分くらいでOK。
トータルで長くても1日90分くらい。
食事時間を有効活用したり、別のことをしながらの「ながら聞き」もOK。
ステップ3:同じ音源を何度も繰り返し聞く
ステップ1で選んだ音源を1つ決めて、それを英語タイムに繰り返し聞かせます。
英語の音が頭に入ったかどうかは、子どもが「なんとなく口ずさむようになった」感じが1つの目安。大体1カ月くらい。
親自身が自分の頭に残っている感覚を判断材料にしてもOK。
ステップ4:英語が浸透したら別のお気に入りの音源を増やす
子どもが1つの音源にいなじんだら、別の音源を増やしていきます。
歌だけでなくアニメ番組(字幕はオフ)や朗読CDも効果的。
「聞く」体験を存分にさせたら、少しずつ「字の少ない絵本」を一緒に見て「読む」につなげていくとさらに効果的。
「小学生時代に力をつけるおうち英語チャレンジ」特集を読んで
現在、朝食時に英語のYouTubeアニメ、夕食時にNHKラジオ「中学生の基礎英語レベル1」を聞いています。
朝と夜の最低2回は決まった時間を英語タイムにすると子どもの英語習慣がつきやすいとのことだったので、この習慣は続けようと思いました。
「同じ音源を何度も繰り返し聞く」というのは、飽きてしまうので、飽きるのを回避する方法を模索したいと思います。
本書には、「聞く」以外にも「読む」「話す」「書く」のコツも紹介されていたので、ご興味のある方は、本書を読んでみていください。