中学受験コンサルタントの齋藤達也さんの著書「小6からでも偏差値が15上がる 怒らずにわが子のやる気を引き出す中学受験合格法」を読みました。
「怒らずにわが子のやる気を引き出す中学受験合格法」とは
子供のやる気を引き出すために、親がすべきことが紹介されている本です。
筆者が伝えたいメッセージ
かける言葉を変えれば、お子さんは変わります!
わが子を本気にさせる5つのステップ
- わが子を信頼する
- わが子からの信頼を得る
- わが子に自信をつけさせる
- わが子のやる気を引き出す
- わが子の学習を習慣化する
わが子を信頼する
次の3つのことを意識してお子さんと接するようにしましょう。
- いつでもお子さんを肯定的に見て認めてあげる
- お子さんのいい面を積極的にみつけるようにする
- 常にお子さんをほめることを意識する
わが子を信頼するために、特に重要な3つのこと
①否定的な言葉を肯定的な言葉に言い換えよう
お子さんが前向きな気持ちになるように「〇〇しなさい!」を「△△しようよ!」に言い換えましょう。
②お子さんの長所をみつけよう
長所と短所は表裏一体。お子さんのいいところの目を向けるようにしましょう。
③お子さんを毎日最低3回はほめよう
ほめるところが見つかったらほめるのではなく、お子さんを認めるために、ほめることを目的にほめましょう。
わが子からの信頼を得る
お子さんからの信頼を勝ち取るために重要なのは、次の3つです。
- お子さんの話をしっかり聴く
- お子さんの話に共感する
- お子さんとの約束は必ず守る
わが子からの信頼を得るために、特に重要な3つのこと
①お子さんの話をしっかり聴こう
お子さんの話を最後まで否定することなく、お子さんの方を向いてしっかりと聴きましょう。
②お子さんの話に共感しよう
お子さんの話には「そうだよね」とお子さんの気持ちを受け止めてあげながら聴きましょう。
③お子さんとの約束は必ず守ろう
「お子さんとの約束は必ず守る」「守れない約束は決してしない」を徹底しましょう。
わが子に自信をつけさせる
親がすべきことは、お子さんを「ほめる」こと。
上手にほめる3つのポイントは、下記です。
- 結果ではなく努力をほめる
- 具体的にほめる
- 言葉だけでなく表情や話し方などにも気を配る
下記は、やってはいけないNGなほめ方です。
- 簡単なことでほめる
- 他人と比較してほめる
- お子さんを操作するためにほめる
- ほめて欲しい時にほめない
- 今を否定するようなほめ方をする(「やればできるじゃないか」「今回は頑張ったね」など)
わが子に自信をつけさせるために、特に重要な3つのこと
①お子さんを認めてあげる
お子さんに少しでも多くの成功体験をさせ、本当の自信をつかさせるためにも、お子さんの行動を認めてあげましょう。
②「なぜ?」ではなく「どうする?」と聞く
お子さんの失敗を生かすためには失敗した原因ではなく、今後どうすればいいのかを考えさせましょう。
③失敗をイメージさせる声かけはしない
「○○をしない」という声かけはかえって失敗を連想させてしまうため、「△△しよう」などのように具体的に上手くいくイメージが持てる支持をしましょう。
わが子のやる気を引き出す
「やる気があるから勉強する」のではなく、「勉強しているうちにやる気が出てくる」もの。
お子さんの矢類を引き出すためには、お子さんが勉強を始めやすい環境を作ってあげることが重要。
そのためには、「メリハリ」と「気持ちの切り替え」が重要。
わが子のやる気を引き出すために、特に重要な3つのこと
①やる気は勉強をして初めて生まれる
最初からやる気のある子などいません。勉強をして「できる実感」を味わって初めて生まれます。まずはとりあえずでも勉強するという行動を起こすことが大事です。
②睡眠・休憩を上手にとる
勉強時間を増やせば成績が上がるというものではありません。睡眠と休憩時間を上手に使って効率のいい勉強をさせてください。
③反省がやる気につながる
叱るときは感情をぶつけるのではなく、あなたの感情を伝えてあげてください。あなたの気持ちを伝えることが御子さんの反省につながります。
わが子の学習を習慣化する
学習を習慣づけるためのコツには次のようなものがあります。
- 勉強の邪魔になるものを排除する
- すぐに勉強できるような状態にしておく
- あなたが勉強している姿をお子さんに見せる
- 勉強の成果を目に見える形にする
- お子さんの変化を見つけてあげる
わが子の学習を習慣化するために、特に重要な3つのこと
①勉強を習慣化する
勉強を毎日のしゅうかんにすることで嫌々勉強することがなくなり、お子さんにとって勉強を始めることが今よりずっと楽になります。
②あなたが勉強している姿をお子さんに見せる
子供にとって一番影響力を持っているのがあなた(親)です。あなたが勉強している姿を見せることで、お子さんにとって勉強することが当たり前のことになります。
③お子さんの変化を見逃さずにほめる
勉強に対して少しでも変化が見られたらすかさずほめてあげてください。お子さんの中に自分が変わってきた・成長しているという実感が生まれ、自信へとつながります。
「怒らずにわが子のやる気を引き出す中学受験合格法」を読んで
中学受験しない場合でも、参考になる内容でした。
子どもがやる気を持って勉強できるように、私は次の3つをまず実践したいと思います。
- 1日3回以上ほめる
- 「頑張って」ではなく「頑張ってるね」と声かけをする
- 勉強の邪魔になるものを排除し、すぐに勉強ができる状態にしておく
ここで紹介した以外にも、子どもをやる気にするコツがたくさん紹介されていたので、是非一度手に取って読んでみてください。