CHANTO3月号で、非認知能力を育むために親ができることが紹介されていました。
大事なのは、親が選んだことを頑張らせるのではなく、
子どもが好きなことに没頭するのを応援すること。
そうすることで、非認知能力が育まれることがわかってきています。
非認知能力を育むために親ができる5つのこと
- 子どもが好奇心にそって遊ぶのを見守る
- 結果ではなく過程をほめる
- ダダをこねるのは甘えたいだけと理解する
- 刺激の宝庫!自然と触れ合う機会をつくる
- 保育者と親しくなって子どもを多角的に見る
1.子どもが好奇心にそって遊ぶのを見守る
子どもは遊びに集中する中で、文字や数量・図形に気づいたり、完成を磨く。
子どもが自分から興味を持った遊びに、主体的に取り組ませよう。
(NG)汚しちゃダメ!など遊びを制限する
「服を汚しちゃダメ」「友達と同じようにしなさい」など行動を制限しすぎると、子どもは興味があることも「怒られるからやめよう」と感じ、何が好きかわからなくなる。そのうち指示されたことしかやれなくなる。
2.結果ではなく過程をほめる
「できたね」と結果だけほめられると、子どもはできないときに「自分はダメだ」と感じてしまう。
「何回も練習したね。」「できるように工夫したね」など頑張った過程をほめると、子どもは親に見守られている安心感が得られる。
簡単にできたことより、頑張って克服したことの方が記憶に深く刻まれ、次の困難があったときの力になる。
うまくいかないときほどほめてあげよう。
(NG)きょうだいやよその子とくらべる
「~ちゃんは10回できるよ」などきょうだいや友達とくらべても劣等感を与えてしまうだけ。
その子なりの努力やできたことを褒めた方が、子どもは認められたと感じてより頑張れる。
3.ダダをこねるのは甘えたいだけと理解する
着替えや食事など、普段できることをできないと言ってやらなかったり、ダダをこねたりする原因は、甘えたいだけという場合も。まずは気持ちを受け止め、抱きしめるなどして安心させてあげるとできることもある。もしできなくても、一部だけ手伝うなど柔軟に対応しよう。
(NG)わがままは許さない!と厳しくする
気持ちを無視して叱ったり、無理にやらせたりしていると、子どもは自分が大切にされていないと感じ、自信をなくしてしまう。
親子関係が悪くなることもあるので、子どもの気持ちを無視した行き過ぎた注意は避けよう。
4.刺激の宝庫!自然と触れ合う機会をつくる
自然は大きな教材。葉っぱやどんぐり、花など様々なものの音や形、色、におい、完食を味わったり、数や言葉で表現したりなどの体験ができる。
自然に触れることで、身近な生き物に関心を持ったり、命を大切にしようという気持ちも育つ。
幼稚園や保育園でも自然遊びは取り入れているので、家庭では公園での散歩や虫捕り、家で植物を育てるなど、日常的に気負わずできることでかまわない。
(NG)テレビや動画を見せっぱなしにする
動画やスマホなどは、与えられた情報を一方的に受け取るだけで、子どもは思考するきっかけを得られない。
一緒に見て会話のきっかけにすればよいが、ひとりで長時間見せっぱなしにするのはNG。
5.保育者と親しくなって子どもを多角的に見る
子どもの悩みは、保育のプロである保育者に相談することで解決方法が見えることもある。
保育者も子どもの家庭での様子を知りたいし、園での様子を伝えたいもの。送り迎えのタイミングなどで、話してみては。
(NG)子どものことは親が解決すべきと思う
虐待をする親の中には、人に頼れず引きこもりになっている人も。昔と違い、核家族が多い現代は、子どもを家庭だけで育てるのは難しい。困った時は幼稚園や保育園を訪ねてみよう。
この記事を読んで
できるだけ行動を制限せず、子どもが主体的に遊びに取り組めるようにしたいと思います。
結果ではなく過程をほめるというのは、意識していないとなかなか難しいので、これからも過程をほめてあげるよう努力しようと改めて思いました。