小2の娘が読書感想文を書くのに、「脚本家が教える読書感想文教室」を参考にしました。
「脚本家が教える読書感想文教室」とは
子どもの力を引き出し、楽しく感想文が書ける「フレームワークメソッド」が紹介されています。
小学1~6年生向けで、すべてにふりがなが振ってあるので、子どもが自分で読んで実践することができます。
400字、800字、1200字それぞれに合わせた応用方法、見本作文を豊富に収録しており、色々な本に応用できます。
「脚本家が教える読書感想文教室」が教える本の選び方
本の選び方も紹介されており、「書きやすい本」と「書きにくい本」が紹介されていました。
書きやすい本
- 登場人物と自分に同じところがある本
- 登場人物と自分をくらべられる本
- 自分の好きなことが書かれている本
書きにくい本
- カンタンに思える本
絵本、図鑑、写真集、自分より下の学年向けの本など。
- わかりにくい本
主人公の一生を書いた長編、主人公が一人じゃない本、昭和~平成初めの頃の日常生活の話。
フレームワークメソッドとは
この本では、原稿用紙を短めの行に分けて書く、フレームワークメソッドを紹介しています。
フレームワークの方法
- 行をわける
- それぞれのフレームに書くことをメモする
- フレーム一つ文ずつ分を書いていく
フレームの例
- 本を読む前の自分の体験・考え
- どうしてこの本を選んだか
- あらすじ
- 一番いいと思ったところ
- どうしていいと思ったか
- これからどうしたいか
フレームワークメソッドを使ってみて
書くフレームを決めたら、作文のはじめから書くのではなく、書きやすいフレームから書き始めました。
娘の場合は、「あらすじ」、「一番いいと思ったところ」、「どうしていいと思ったか」などから書き始めました。
続いて、「一番いいと思ったところ」、「どうしていいと思ったか」に対応する「本を読む前の自分の体験・考え」を書き、「これからどうしたいか」を書くことで、スムーズに読書感想文を書くことができました。
本書では、それぞれのフレームに書く行数の目安も紹介されているので、とても書きやすかったみたいです。
基本のフレーム以外にもいろいろなフレームが紹介されているので、娘が書きやすいようにフレームを選んで組み合わせました。
「脚本家が教える読書感想文教室」を読んで
フレームワークメソッドはとても分かりやすくていいと思います。
自分でフレームを組み合わせて、書きやすいところから書いていくと、スムーズに読書感想文を書くことができました。
言葉の言いかえの例や、保護者向けのアドバイスも参考になりました。
小学6年生まで使えるようなので、来年以降もお世話になりたいと思います。
読書感想文で悩まれている小学生におすすめの1冊です。