知人のすすめで「嫌われる勇気」を読んでみました。
『嫌われる勇気』とは
心理学者アドラーの考えを哲人と青年の対話形式で紹介している自己啓発本です。
『嫌われる勇気』で響いた言葉
健全な劣等感とは、他者との比較のなかで生まれるのではなく、「理想の自分」との比較から生まれるものです。
「ありがとう」は評価ではなく、もっと純粋な感謝の言葉です。人は感謝の言葉を聞いたとき、自らが他者に貢献できたことを知ります。
人は、自分には価値があると思えたときにだけ、勇気が持てる
60点の自分に「今回はたまたま運が悪かっただけで、本当の自分は100点なんだ」と言い聞かせるのが自己肯定です。それに対し、60点の自分をそのまま60点として受け入れた上で、「100点に近づくにはどうしたらいいか」を考えるのが自己受容になります。
「いま、ここ」にスポットライトを当てるというのは、今できることを真剣かつ丁寧にやっていくことです。
人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ
「他者に貢献するのだ」という導きの星さえ見失わなければ、迷うことはないし、なにをしてもいい。
『嫌われる勇気』から学んだこと
「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を呑ませることはできない。」
人間関係のトラブルは、他者の課題に踏み込んだり、自分の課題に踏み込まれたりすること。
自分の課題と他者の課題とを分離して、他者の課題には踏み込まない。
子どもが勉強するかは子どもの課題であって、親の課題ではない。
ただし、放任するのではなく、いつでも援助する用意はあることは伝える。
水辺に連れていくことはするが、無理に水を呑ませようとすることはやめようと思いました。
ダンスするように生きる
登山の目的を登頂にしない。
登山の目的は、山を登ること。
将来にスポットを当てるのではなく、「いま、ここ」にスポットを当てるべき。
「いま、ここ」を真剣に生きたいと思いました。
『嫌われる勇気』を読んで
自分のために書かれた本ではないかと思うほど、私が求めていた本でした。
紹介してくれた知人に感謝しています。
「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」の3つを実施し、共同体感覚を持てるようになりたいと思いました。
この本は2回読みましたが、まだ完全に自分のものにはできていません。
何度も読み返し、いつか自分のものにしたいと思います。