小学生に「作文力ドリル」がおすすめ

小2の娘に「作文力ドリル 作文の基本編 小学低学年用」を買いました。

「作文力ドリル 作文の基本編 小学低学年用」とは

本書は小学校低学年の学習段階に合わせて内容が構成されています。

作文の学習を始めたばかりの小学校低学年のお子さんにぴったりの内容で、少しずつ効果的に学習を進めることができます。

3部構成になっていて、第1部ストーリー編では、主人公たちといっしょになって考える問題や、ちょっと変わったお題など、思わず作文を書きたくなる問題で、楽しみながら本格的なトレーニングができます。

すべての学力の基礎としての「作文力」

国語力とは、言葉を使って、物事を筋道立てて考え、他人の考えを会話や文章を通して理解し、自分の考えを人に伝える力です。

国語力こそがすべての科目の基礎です。

国語力を養うために、最も効果的なのは文章を書くこと、つまり「作文力」を鍛えることです。

「作文力ドリル 作文の基本編 小学低学年用」おすすめ活用法

筆者がおすすめする、効果的な使い方です。

第1部 ストーリー編「がんばれ!ハナコ」

楽しんで読み進めさせてください。

ストーリーの途中に問題がありますので、挑戦させてください。

その問題を解くことで、自然に作文の基礎である、論理性・推理力がつくように工夫されています。

もし、お子さんが「わからない」「できない」と悩んでいたら、ヒントを上げてください。別冊にそのためのアドバイスもあります。

第2部 書き方の基本編「やさしい作文の書き方」

本格的に作文を書くための心構え、作文の書き方を紹介します。

作文を書く時のポイントは、楽しんで書くということです。

その他、大切な6つのルールをわかりやすく説明しています。

もちろん、お子さんが取り組みやすいようにイラストなども多く入れ、小学校低学年でも答えられるように、十分工夫してあります。

第3部 書き方の応用編「もっと長い作文の書き方」

作文を上手に書くコツは「ホップ・ステップ・ジャンプ・着地」という文章の組み立て方を身につけることです。

第1部・第2部で培った力をもっと伸ばします。

最後に、手紙や日記の書き方といった、日常生活で文章力が必要とされる部分もカバーしてあります。

「作文力ドリル 作文の基本編 小学低学年用」に取り組んで

娘が実際に取り組んだ感想です。

第1部 ストーリー編「がんばれ!ハナコ」

ストーリーを読みながら解く問題が楽しくて、一気に解いてしまいました。

第2部 書き方の基本編「やさしい作文の書き方」

作文の6つのルールを学べたことがとてもよかったと思います。

  1. 楽しく書こう
  2. 人の言ったことには、「 」をつけよう
  3. 詳しく書こう
  4. 1つの文を長くしない
  5. 「です・ます」と「だ・した」をごちゃまぜにしない
  6. 長い文章の時は、段落分けをする

特に、ルール4「1つの文を長くしない」では、だらだらと長すぎる文章と、短くてわかりやすい文章の例があり、実際に問題に取り組むことで、力がついたと思います。

<悪い例>

きのう、わたしは学校から帰って、公園に行って、みかちゃんとあそんだ後で、学校に行ってみたら、みんないたので、ドッジボールをしてから家に帰ったら、くらくなっていたので、お母さんにしかられました。

<良い例>

きのう、わたしは学校から帰って、公園に行きました。みかちゃんとあそんだ後で、学校に行ってみたら、みんないたので、ドッジボールをしました。家に帰ったら、くらくなっていたので、お母さんにしかられました。

第3部 書き方の応用編「もっと長い作文の書き方」

「起承転結」を「ホップ・ステップ・ジャンプ・着地」と表現されているのがわかりやすいです。

本書では、4コママンガでわかりやすく解説してくれています。

  1. ホップ :これから何が起こるのかを想像させます。
  2. ステップ:ホップの続きです。
  3. ジャンプ:事件が起きます。作文をおもしろくするのはここです。
  4. 着地  :最後に着地を決めて、締めくくります。

最後に

小2の娘は、「作文力ドリル 作文の基本編 小学低学年用」をとても気に入り、難易度的にもちょうどよかったと思います。

小1から始めるのであれば、「はじめての作文力ドリル 小学低学年用」からはじめてもいいと思います。

今後は、「作文力ドリル 作文の基本編 小学中学年用」、「作文力ドリル 作文の基本編 小学高学年用」とステップアップしていきたいと思います。

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