DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

ビル・パーキンスさんの著書「DIE WITH ZERO」を読みました。



「DIE WITH ZERO」とは

経済的に豊かになるだけではなく、人生を豊かにするための方法を紹介しています。


イソップ寓話の「アリとキリギリス」のアリでもキリギリスでもなく、その中間にある最適なバランスを見つけることを勧めています。



筆者のメッセージ

人生で一番大切なのは、思い出を作ることだ。



「DIE WITH ZERO」から学んだこと

  1. 「今しかできないこと」に投資する
  2. 一刻も早く経験にお金を使う
  3. ゼロで死ぬ
  4. 子どもには死ぬ「前」に与える
  5. やりたいことの「賞味期限」を意識する
  6. 45~60歳に資産を取り崩し始める


「今しかできないこと」に投資する

人生の充実度を高めるのは、”そのときどきに相応しい経験”なのだ。


よちよち歩きの幼い時にイタリア旅行に連れて行ってもらっても、おそらくジェラートを好きになるくらいしか得られるものはないし、90歳のときに水上スキーを始めるのも難しい。


時間とお金を最大限に活かすためのカギは”タイミング”にある。


また、自分が何をすれば幸せになるかを知り、その経験に惜しまずお金を使うことが大切だ。



一刻も早く経験にお金を使う

もちろん、老後の備えは必要だ。


だが、老後で何より価値が高まるのは思い出だ。


人は誰でも、常に思い出を通して人生の出来事を再体験できる。


経験からは、その瞬間の喜びだけでなく、あとで思い出せる記憶が得られる。


つまり、経験に投資すると、お金を払って得られるのはその経験だけではなく、その経験が残りの人生でもたらす喜び(記憶の配当)も得られる。


だから、とにかく早い段階で経験に投資すべきだ。そうすれば、年齢を重ねるほどに多くのリターンが得られる。



ゼロで死ぬ

生きているうちに金を使い切ること、つまり「ゼロで死ぬ」を目指してほしい。


そうしないと、人生の限りある時間とエネルギーを無駄にしてしまう。


お金と時間の使い方をよく考えて選択していくことは、人生のエネルギーを最大限に活用するための基本である。


毎朝、コーヒーショップに立ち寄る人は、「数カ月ごとに航空券を買えるお金を使ってまで、コーヒーの習慣を続けるべきか?」と自問すべきである。


自分が可能な限り長寿を全うすることを前提に、1年当たりの消費額を決定し、老後費用は必要な分だけ貯める。


今しかできない経験(価値のあるものだけ)への支出と、将来のための貯蓄の適切なバランスを取ることが大事。



子どもには死ぬ「前」に与える

「親が財産を分け与えるのは、子どもが26~35歳の時が最善」


子どもたちに与えるお金を取り分けた後の、残りの「自分のためのお金」を生きているうちにうまく使い切るべき。


死後ではなく、大切な子どもたちが、受け取った財産を最大限に活用できるタイミングを考えてあげるべきだ。


相続させたいお金と、偶然相続させることになるお金を混ぜ合わせるべきではない。


どれくらいの財産を、いつ与えるかを意図的に考え、自分が死ぬ前に与える。


お金の価値を最大化できる年齢は「26~35歳」。


お金を適切に扱えるだけ大人になっているし、お金がもたらすメリットを十分享受できるだけの若さもある。



やりたいことの「賞味期限」を意識する

どんな経験でも、いつか自分にとって人生最後のタイミングがやってくる。


物事は永遠に続かず、いつかは色褪せ、消え去っていく。それを理解することで人は、目の前にあるものにもっと感謝できるようになる。


「タイムバケット」で後悔しない人生を作る

「タイムバケット」というツールは、「自分は残りの人生でなにをしたいのか」を、大まかな時間的枠組みのなかでとらえることができる。


  1. 現在をスタート地点にして、予想される人生最後の日をゴール地点にする。
  2. それを、5年または10年の間隔で区切る。区間は、5年区切りなら「25~29歳」、10年区切りなら「30~39歳」などとなる。これがやりたいことを入れる「タイムバケット」(時間のバケツ)となる。
  3. 「死ぬまでにやりたいこと」のリストを作る。お金のことは気にせず、死ぬまでにやりたいことを無条件に考える。
  4. それぞれの「やりたいこと」を、実現したい時期のバケツに入れていく。お金のことは気にせずに、その経験を人生のどの時期にしたいかということだけに注目する。

「死ぬまでにやりたいことリスト」に期間を設定すると、物事にはそれを行うための相応しい時期があるという事実が見えてくる。


タイムバケットでは、人生に対して積極的なアプローチが取れる。残りの数十年の人生を5年や10年の単位でわけ、期間内でやりたいことを実現させていく具体的な計画を立てられる。



45~60歳に資産を取り崩し始める

人生を最適化するよう金を使う場合、大半の人は45~60歳の間に資産がピークに達する。


45~60歳の範囲から外れると、人生の充実度を最大限に高めるのは難しくなる。


高齢になると、金を使う機会は自ずと減っていくので、老後のために過度に貯蓄するのではなく、金をもっと早い段階で有効に活用することを計画すべき。


老後に最低限用意すべき資産以外は、45~60歳に資産を取り崩し始めるべき。



「DIE WITH ZERO」を読んで

『やりたいことの「賞味期限」を意識する』が胸に刺さりました。


子どもが親と遊んでくれるのはあと少しの間だけだと思うと寂しいですが、子どもと一緒に遊んだり、家族でレジャーや旅行に行くなど素敵な思い出をたくさん作りたいと思います。


筆者は死ぬまでに必要なお金を「(1年間の生活費)×(人生の残りの年数)×0.7」で計算すると書いてありましたが、年金不安がある日本では、もう少し多めがいいかと思います。しかし、過度に老後に貯金しすぎず、家族の思い出作りにもお金を使いたいと思いました。


タイムバケットも夫婦で作ってみようと思います。




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2021年7月12日 カテゴリ:[読書感想・書評]

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