一般社団法人教育デザインラボ代表理事である石田勝紀さんの著書「同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?」を読みました。
「同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?」とは
同じ環境・条件なのに、なぜ「できる人」と「できない人」に分かれるのかを解明し、「できる人」になるための10のマジックワードを紹介している本です。
筆者の伝えたいメッセージ
10のマジックワードを投げかけることで、「自分の頭で考える力」を引き上げることが可能。それを日常で行ってしまおう。
「同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?」から学んだこと
- 「同じ勉強をやっていて差がつく」のは、「日常から頭が動いているか、いないか」による
- これが自動的にできるかどうかは、「頭脳のOSのスペックの差」による
- 「頭脳のOSのスペックの差」とは、「考える力の差」である
- 「考える力」は、第三者からのアプローチによってバージョンアップできる
- 第三者からのアプローチとしては、「10のマジックワード」を投げかけるのが有効
10のマジックワードを投げかけることで、「自分の頭で考える力」を引き上げることが可能。それを日常で行ってしまおう。
10のマジックワード
「疑問を持たせる」3つのマジックワード
- 「なぜだろう?」(原因分析力)
- 「どう思う?」(自己表現力)
- 「どうしたらいい?」(問題解決力)
「まとめさせる」2つのマジックワード
- 「要するに?」(抽象化思考力)
- 「たとえば、どういうこと?」(具体化思考力)
さらにOSを強化する5つのマジックワード
- 「楽しむには?」(積極思考力)
- 「何のため?」(目的意識力)
- 「そもそも、どういうこと?」(原点回帰力)
- 「もし~どうする(どうなる)?」(仮説構築力)
- 「本当だろうか?」(問題意識力)
「同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?」を読んで
「学び」のタイプには大きく分けて3つあると書かれていました。
- 授業を受けていても学んでいない人
- 授業だけが学びの人
- 寝ているとき以外、日常すべてが学びの人
子どもにも「寝ているとき以外、日常すべてが学びの人」になってもらいたいので、10のマジックワードを日常的に使いたいと思いました。
本書に書いてあった通り、まずは3つのマジックワードを選んで実践しようと思います。
子どもの考える力を育てるために日常でできることが書かれたとてもいい本だと思います。一度手に取って読まれてみてはいかがでしょうか?