All Aboutの家計簿・家計管理ガイドの山口京子さんの著書「お金持ち名古屋人八つの習慣」を読んでみました。
『お金持ち名古屋人八つの習慣』とは
名古屋出身のFPである著者が、名古屋人のお金を貯める習慣を紹介しています。
筆者の伝えたいメッセージ
名古屋人にとってお金を貯めることは、お箸を利き手で持つことや、息をするのと同じくらい当たり前のことなのです。
名古屋人のお金を貯める習慣
- 貯まるのは当たり前
- 将来の幸せにために貯める
- 本物のお値打ちを選ぶ
- 魔法の言葉で1000万円貯める
- 「3つの財布」で貯める
- お金の出入りを整理する
- おおらかに倹約を楽しむ
- プレゼントは人のためならず
貯まるのは当たり前
「貯めるのが当たり前」という新しい習慣を身につけるためにキラキラした目標を立てる。
キラキラした目標は、挫折しないように遠い目標と近い目標を立てる。
将来の幸せにために貯める
いつか来るとわかっているライフイベントに備える。
名古屋人の貯め時は、常に「今でしょ!」。
マイホーム、教育費、老後資金が人生の三大出費。
本物のお値打ちを選ぶ
「安い」を最優先しない。
「いいものを安く」がお値打ち、安物買いは銭失い。
いいもので長持ちするものが魅力的。
最初からすべて「いいもの」でそろえず、一点いいもの主義で十分。
優先順位をつけて買う。
お買い物で「運命の出会い」と勘違いしやすい人は、お買い物リストを作る。
魔法の言葉で1000万円貯める
お金が貯まる人には口ぐせがある。
- 今、お金を貯めているところよ!
- 急いでしなきゃ!
- 今、必要?
- 現状に感謝!
- いい経験ね!
- 私ってラッキー!
- ありがとう
「3つの財布」で貯める
「使う」「貯める」「増やす」の3つの財布で貯める。
財布の種類 | 用途 | 投資先 |
---|---|---|
使う財布 | 急にお金が必要になったとき用 | 生活費の3カ月分くらいを銀行の普通預金に |
貯める財布 | 5年以内に使うかもしれないお金 | 定期預金、個人向け国債、社債などに |
増やす財布 | 遊んでいるお金を増やす | 株、投資信託、金、不動産などに |
貯める順番は、「使う財布」→「貯める財布」→「増やす財布」
保険は名古屋人の4番目の財布。
お金の出入りを整理する
<良いお金の習慣>
- お財布がきれいな状態で気持ちよく使える
- お札の向きがそろっている
- お守り、縁起物が2つ以上入っていない
- 期限切れのポイントカードや割引券は入っていない
- 名刺・ショップカードなど不要なものが入っていない
- 週に1回も行かないお店のポイントカードが入っていない
- キャッシュカード・クレジットカードは3枚以下
- 1週間以上前のレシートが入っていない
- ATMでお金を下ろす回数やタイミングが決まっている
- ひと月に下ろす金額を決めている
おおらかに倹約を楽しむ
質素倹約で大事なことは、今の生活を全く変えずにムダを省くこと。
固定費の見直しでラクラク貯まる。
食材を余らせて捨てることがないよう、「無くなってから」買う習慣を!
食費を削るのではなく、食材を捨てないことと、栄養バランスを取ることが大事。
プレゼントは人のためならず
お友達なら全返し、御恩は倍返し。
貯金継続のために、自分に小さなプレゼントを。
『お金持ち名古屋人八つの習慣』を読んで
名古屋人はメリハリのあるお金の使い方をしており、「フランス人は10着しか服を持たない」にも通じるところがあると思いました。
改めてものごとに優先順位をつけ、シンプルで良質な暮らしを心がけようと思いました。