ハーバード大学と、ジュリアード音楽院を首席で卒業された廣津留すみれさんの著書『ハーバード・ジュリアードを首席卒業した私の「超・独学術」』を読みました。
『ハーバード・ジュリアードを首席卒業した私の「超・独学術」』とは
公立高校からハーバード大学に進学し、ハーバード大学・ジュリアード音楽院を首席で卒業された廣津留すみれさんの、「時間管理術」、「集中術」、「モチベーション管理術」、「インプット法」、「アウトプット法」、「グローバル時代の学び方」が紹介されている本です。
筆者が伝えたいメッセージ
・時間の無駄をなくす
・時間を濃く過ごす
・淡々と努力する
このことを繰り返せば、「普通の人」は「天才」に匹敵する成果を出せる
『ハーバード・ジュリアードを首席卒業した私の「超・独学術」』から学んだこと
「時間管理術」
- 各タスクにつき、まずは最初から最後まで「全体像」をざっと俯瞰する
- 「マイ締め切り」を設定し、実際に取り組み、緻密にできなくても何かしらの成果物を出す
- 取り掛かる順番は「締め切りが一番近いもの」から選ぶ
- 「すきま時間にすること」を常に準備しておく
- ミッション達成のための目標時間の単位はできるだけ短く設定(「濃い5分」を積み重ねる)
「集中術」
- 「メリットが小さいこと」は即刻捨てて、他に注力する
- 何かを始めるとき、視界に入る範囲だけでもきれいに片づける
- 「サボれない雰囲気」を作るために工夫する(スタディバディやアプリを利用するなど)
- 「締め切りギリギリ」の状態をあえて作って、通常の2倍速で終わらせる
- その日の目標を「10分刻み」で設定し、細かく実行する
「モチベーション管理術」
- 何をどうすればゴールにたどりつけるか、できるだけ正確に頭に描く
- 「ライバルの存在」をモチベーションアップに利用しない
- 異質なものと触れ合って、新たな刺激を受ける
- 落ち込んだときは「第三者スイッチ」を押して自分を客観視する
- 何かを成し遂げた瞬間に、新たなモチベーションとなるものを設定する
「インプット術」
- 目だけでなく、同時に耳からもインプットする方が記憶に強く残る
- 「美しい字でゆっくりと丁寧」なノート作りは必要ない
- 公式は「使いこなせる」ようにし、それから「理解」する
- 苦手項目や間違った質問はメモにとっておき、寝る前に見直す
- 情報検索は情報量が「けた違い」な英語で検索する
「アウトプット術」
- 「いい質問かどうか」は関係ない。「発言したもの勝ち」と理解する
- 何かを語るときは「ストーリー」を必ずつけて話す
- 「エレベーターピッチ」をいつでもできるようにしておく
- 伝え方は、最初に結論、その具体例や詳細を語る中身、最後に再び結論の順番で
- 日本人は「熱く語る」くらいで「世界標準」となる
※30秒程度で効果的・印象的にアピールポイントを述べることを「エレベーターピッチ」といいます。
グローバル時代の「学び方」
- 「10年後」の長期計画はいらない、まずは専門性を磨く
- 「自分の国に貢献するという視点」を常に持つ
- 人生の選択肢が20倍に広がる「英語」をしっかりと身につける
- 「アナログ主義」を捨て、ITスキルを身につける
- AIは「人間の仕事を奪うもの」ではなく、「人を新しい世界に導くもの」と理解する
『ハーバード・ジュリアードを首席卒業した私の「超・独学術」』を読んで
第一に、英語の重要性を痛感しました。
筆者は調べ物をするときは必ず英語で検索しているそうです。
英語で検索すれば、情報量が「けた違い」なんですね。
さらに、英語が話せるようになれば、日本の人口の20倍の人と言葉が通じ、暮らせる国も地域も激増し、人生の選択肢が一気に広がります。
娘の英語教育も、私の英語の勉強も頑張ろうと、改めて思いました。
そして、「時間管理術」で学んだ、『「すきま時間にすること」を常に準備しておく』は、すぐに取り入れたいと思いました。
「5分空いた時間ができたら何をする?」「30分できたら?」「1時間できたら?」など、すきま時間長さごとの「セット」をあらかじめ決めておこうと思います。
「時間管理術」で学んだ「ミッション達成のための目標時間の単位はできるだけ短く設定」では、時間の単位を短めに設定することの大切さを学びました。
×「あと3日で課題を1本仕上げる」→〇「1時間で概要をまとめる」
筆者は「濃い5分」を積み重ねていて、「5分を漫然と過ごさず、何か意味あることをしよう」と決めて実践していたようです。
区切りを多くして「指令」の数を増やし、多くのミッションをこなすことで、飽きずに続けることができそうです。
ハーバード大学と、ジュリアード音楽院を首席で卒業された廣津留すみれさんの著書『ハーバード・ジュリアードを首席卒業した私の「超・独学術」』は、参考になることが多く書かれていました。
興味を持たれた方は、是非一度、手に取って読んでみてください。