娘は、通っている英語教室で、JAPEC児童英検を受験していますが、将来的には英検を受験したいと考えているので、JAPEC児童英検と英検の違いについて調べてみました。
JAPEC児童英検は、「聞く力」と「話す力」の2技能を試すテストで、3歳から14歳くらいを対象とし、英検は、「聞く力」「話す力」「読む力」「書く力」の4技能を試すテストで、小学生から社会人までの幅広い方を対象としています。
JAPEC児童英検
JAPEC児童英検とは
コミュニケーションに大切な「聞く力」と「話す力」を試すテスト。
テストは1級から6級まで、6段階のレベルに分かれています。
試験のレベル
6級
<年齢及び学習期間の目安>
約6か月(3~7歳)
<試験のレベル>
動物、食べ物、身の回りの物、体の部分の名称、数、色及び動作をあらわす言葉などを聞いて理解できる。
日常の簡単な挨拶ができ、絵を見て初歩的な質問に口頭で答えることができる。
<使用単語数>
約350語
5級
<年齢及び学習期間の目安>
約1年(5~8歳)
<試験のレベル>
動物、食べ物、身の回りの物、体の部分の名称、数、色及び動作をあらわす言葉などを聞いて理解できる。
日常の簡単な挨拶ができ、絵を見て初歩的な質問に口頭で答えることができる。
大きさや形を荒らさす言葉も理解できる。
<使用単語数>
約600語
4級
<年齢及び学習期間の目安>
1~3年(7~10歳)
<試験のレベル>
短い文や会話を聞いて、物の名前、形、色、場所、動作を表す言葉などを聞き取り理解できる。
アルファベットを正しく書ける。
自分の生活に関する質問に答えたり、絵を見て、誰が何をしているか、どこにいるかなどの質問に口頭で答えることができる。
<使用単語数>
約800語
3級
<年齢及び学習期間の目安>
2~4年(8~11歳)
<試験のレベル>
短い文や会話を聞いて、物の名前、形、色、場所、動作を表す言葉などを聞き取り理解できる。
アルファベットを正しく書ける。
自分の生活に関する質問に答えたり、絵を見て、誰が何をしているか、どこにいるかなどの質問に口頭で答えることができる。
<使用単語数>
約1000語
2級
<年齢及び学習期間の目安>
3~5年(9~12歳)
<試験のレベル>
文や会話、短い物語や手紙文などを聞いて、何について説明しているか、誰がどこで何をしているかなどの状況を総合的に把握できる。
発音の違いを聞き分けることができ、文字や単語を正しく書ける。
自分の日常生活に関する質問に口頭で答えることができる
<使用単語数>
約1300語
1級
<年齢及び学習期間の目安>
4~6年(10~14歳)
<試験のレベル>
文や会話、短い物語や手紙文などを聞いて、何について説明しているか、誰がどこで何をしているかなどの状況を総合的に把握できる。
発音の違いを聞き分けることができ、文字や単語を正しく書ける。
自分の日常生活に関する質問に口頭で答えることができる
<使用単語数>
約1600語
英検
英検とは
英検は幅広い世代が受験する国内最大級の英語検定試験で、1級から5級まで、7つの級があります。
試験内容は身の回りの日常会話から、教養を深める社会的な題材まで、実際に英語を使用する場面を想定し、出題しています。
試験問題は4技能(リーディング・リスニング・スピーキング・ライティング)のバランスを重視し、日常生活からアカデミック、ビジネスまで、社会で求められる英語力を測ることができます。
3級以上は一次試験と二次試験に分かれ、一次試験はリーディング・リスニング・ライティングの3技能の筆記試験を行い、二次試験はスピーキングの試験を行います(一次試験合格者のみ)。
また、4級・5級のスピーキングは任意で受験することが可能です。
英検の7つの級と特徴
5級
<レベル>
中学初級程度
<特徴>
英語を習い始めた方への最初の目標。
家族のこと、趣味やスポーツなど身近な話題が出題され、英語の基礎固めに最適です。
4級
<レベル>
中学中級程度
<特徴>
出題形式や内容が、より実用的に。
身近なトピックを題材とした読解問題が加わります。
基礎力をぐんぐん伸ばしていきましょう。
3級
<レベル>
中学卒業程度
<特徴>
二次試験でスピーキングテスト。
英語で考えを伝えましょう。
筆記試験の題材は、海外の文化など少し視野が広がります。
準2級
<レベル>
高校中級程度
<特徴>
教育や化学などを題材とした、長文の穴埋め問題が加わります。
流れをつかむ読解力で確実にステップアップ。
2級
<レベル>
高校卒業程度
<特徴>
医療やテクノロジーなど社会性のある英文読解も出題。
入試活用・単位認定など、コミュニケーション力が高く評価されます。
準1級
<レベル>
大学中級程度
<特徴>
エッセイ形式の実践的な英作文の問題が出題されます。
「実際に使える英語力」の証明として高く評価されています。
1級
<レベル>
大学上級程度
<特徴>
二次試験では2分間スピーチと、その内容への質問がなされます。
カギは英語の知識のみでなく、相手に伝える発信力と対応力。
JAPEC児童英検と英検の違い
試験で試される力
JAPEC児童英検
JAPEC児童英検は、「聞く力」と「話す力」の2技能を試すテストです。
英検
英検は「聞く力」「話す力」「読む力」「書く力」の4技能を試すテストです。
受験資格
JAPEC児童英検
受験者の資格には特別な制限はなく、希望する級を受験できますが、原則として3歳以上で、6ヶ月以上英語の学習をしている幼児・児童(小・中学生)を対象とします。
英検
英語レベルに応じて、どの級からでもスタートすることができます。
小学生から社会人まで幅広い方を対象とした、英語検定試験です。
JAPEC児童英検と英検で対応する級
JAPEC児童英検では、「聞く力」と「話す力」の2技能、英検では、「聞く力」「話す力」「読む力」「書く力」の4技能を試されます。
試験で問うポイントがそもそも異なるため、公式な比較情報はないようです。
娘が通っている英語教室の先生に聞いたところ、正直なところ比較するのは難しいが、JAPEC児童英検2級が英検5級に、JAPEC児童英検1級が英検4級に相当するのではないかとのことでした。
ただし、英検を受験する場合は、「読む力」と「書く力」も必要になるので、JAPEC児童英検2級に合格したからといって、必ずしも英検5級に合格できるわけではありません。
JAPEC児童英検と英検を比較してみて
現在通っている英語教室では、「聞く力」「話す力」「読む力」「書く力」の4技能を習っていますが、特に「聞く力」と「話す力」に力を入れています。
「読む力」と「書く力」は、家庭学習でも勉強しやすいので、JAPEC児童英検2級に合格したら、英検5級にもチャレンジさせたいと思いました。