ファイナンシャルプランナーであるたけやきみこさんの著書『一生役立つ「お金のしつけ」』を読みました。
『一生役立つ「お金のしつけ」』とは
ファイナンシャルプランナーのたけやきみこさんが、「お金のしつけ」を家庭教育のひとつとして取り入れてほしいという思いで書かれた本です。
小学生のこどもを対象に、お金のしつけの仕方をマンガと解説文でわかりやすく紹介しています。
筆者のメッセージ
「お金のしつけ」は、今まで親も学校も教えてはくれませんでしたが、じつは大人になってからでは手遅れです。
なぜなら、お金にかかわる感情や感覚は、子どものころにできあがるからです。
『一生役立つ「お金のしつけ」』から学んだこと
お金のしつけが成功する法則
- おこづかいは小学校低学年のうちに始めよう!
- 事前に約束した仕事の出来が中途半端ならおだちんはあげない
- おこづかいで買うものは、子どもがやりくりできる範囲にする
- 値上げしたい理由を子どもがしっかり説明できるようになるまで、長い目で見守る
- 子どもが安心して失敗できるように、親子間の信頼関係を築く努力をする
- どうすればほしいものが手に入るのかを子どもに考えさせる
- 買ってあげる日を決めたら、親もそれを守る強い意志を持つ
- 将来の働く原動力を育てるために、働いてお金を稼ぐすばらしさを教えよう
- 夫婦間、祖父母間のコミュニケーションを密にとって、みんなで子どもの成長を見守る雰囲気を築く
- 子どもが「やってはいけないこと」をしたときは、まず、その理由をしっかり聞く
- 誇りをもってわが家のお金に対する考え方を子どもに伝える
- 子どものお手本になるように大人が率先して約束を守る
- 貯金をきっかけに「お金は社会で循環している」ことを教えよう
- 夢を叶えるには、どんな資格や勉強が必要で、いつ、どれくらいのお金がかかるのかを親子で考える
貯金の役割
- 欲しいものや夢の資金にする
- 予想外の支出に備える
『一生役立つ「お金のしつけ」』を読んで
定額制でおこづかいをあげる場合は、子どもが買うものと親が買うものをしっかり線引きしようと思います。
おこづかいの値上げは「学年が1つ上がるごとに100円アップする」ような形を想定していましたが、それではアップした分を何に使うか、目的が分からないのでムダづかいをすることになりかねないと指摘され、目から鱗が落ちました。
わが家でも「なぜ値上げが必要なのか」を子どもに話させ、親に向けてプレゼンさせたいと思います。
これからおこづかいをあげようと考えているご家庭や小学生のお子さんがいるご家庭におすすめの一冊です。