「世界に通用する子どもの育て方」で、子どもに責任を持って行動させる方法が紹介されていました。朝、子どもの準備が遅くてイライラするのをなくすのに役立ちそうです。
親は子どもの課題を取り上げない
子どもが学校に遅刻しないように親が「早くしなさい」と言い続けるのは、親が子どもの課題を奪っていることになる。
遅刻せずに学校に着くのは子どもの課題なのに、親の課題になってしまっている。
子どもに家を出る時間を決めさせ、自分でそれに間に合うように準備をさせなければならない。
子どもの課題を奪う例
子どもの早朝のサックス練習が始まり、水曜日と金曜日は、他の曜日より早く7時半には家を出ないといけない。
親は朝、子どもを連れて行くので、6時半に起きて朝ご飯を作り、子どもに「早くしなさい」と言い続けていた。自分が子どものために早起きして頑張っているのに、子どもがてきぱきやらないからイライラした。
7時50分までに学校に行くのは子どもの課題なのに、親の課題になっている。
子どもの課題とする例
親「7時50分のサックスの練習に行くには、家を何時に出ると間に合うかな?」
子「7時半」
親「じゃ、準備ができたら行ってね。あなたが行きたいときに連れてってあげるから」
そのあと親は自分のことをしていた。すると子どもはささーっと準備して、7時半より少し前に「ママ、行こうよ」というようになった。
親が子どもの課題を取り上げないようにしたので、子どもはそれを自分の課題として、責任持って行動した。
親が子どもの課題を取り上げると起こる問題
親が子どもの課題を取り上げると、うまくいかなかったときに子どもは親のせいにする。
実践してみて
小1の娘がいつもてきぱきと学校に行く準備をしないので、「早くご飯を食べなさい」などとせかして、イライラしていました。
そこで、娘の課題は娘のものにすべく、下記のように言いました。
親「学校に遅刻せずに行くには何時に家を出たらいいかな?」
娘「8時」
親「じゃあ、8時に家を出られるように自分で準備してね」
途中絵本を見てしまったりもしたので、てきぱきと準備しているとは言えないかもしれませんが、8時前に準備を終え、ちょうど8時に家を出ることができました。
いつもは私がガミガミ言って、バタバタと家を出ていたのに、娘に任せた方が、いつもより時間に余裕がありました。
子どもの課題を奪わず、子どもに任せるよう心がけようと思います。