ファイナンシャルプランナーである羽田野博子さんの著書「お子さんがお金に興味をもったら読む本」を読みました。
この本で幼児期のおこづかい教育について学びました。
幼児期のお金とのつき合い方は、子どもの将来の金銭感覚を大きく左右することになります。
本格的なおこづかい教育は小学校入学時にスタートしますが、幼児期にはその準備をしましょう。
「お子さんがお金に興味を持ったら読む本」から学んだこと
お買い物でおこづかい教育
お買い物にお手伝い感覚を
日ごろのお買い物では、お手伝いをしている実感がわくように、子どもに専用のカゴと買い物リストを持たせます。牛乳やパンなど、子どもにも身近な食材からはじめましょう。
「何を買ってもらおう?」と欲しいものを探す状態から、「今日のお買い物は・・・。」とお手伝いに集中するようになります。
同じものでも値段が異なること、商品の選び方を学ぶことにもつながります。
自分のものは自分で買う
保育園や幼稚園に行くようになると、園で必要なものが出てきます。それらは買っておいてあげるのではなく、お店で子どもにお金を渡して子ども自身が買うようにしましょう。
自分が使うものにはお金がかかっていること、渡したお金と買ったものが同じ価値だということを学びます。
プレおこづかい
幼児期にはガマンすることを教えましょう。
欲望の教育=ガマンを教えるには、子どもにわかるルールを決めるのが効果的。
買い物1回にいくらまでという金額を決めましょう。
ステップ1:店で100円を渡して「自分で買う練習」をさせる
買い物に行くとき、たとえば月1~2回までと回数を決め、子どもに100円を渡します。「それで買えるものを買ってもいいよ」と声をかけましょう。
「1個まで」と個数ではなく、金額で区切るのがポイント。お店で値段を見ながら買い物をすることを覚え、数の勉強にもなります。
レジでのお会計も、子ども自身にさせましょう。
子どもに渡す金額は1カ月あたり200~300円が目安。
小学生になってから渡す予定のおこづかいの額以上にならないようにしておきます。
ステップ2:子どもに自分の財布を持たせる
子どもが3歳になっていたら、自分の財布を持たせるとよいでしょう。いつも手渡していた額を、家を出るときに財布に入れてあげましょう。
自分の財布からお金を払うと、「使ったらなくなる」ことを体感します。
自分の欲しいものを買う→お金がなくなる→なくなったらもう買えない。そういった体験を繰り返すことが大切です。
ステップ3:貯めればもっとよいものが買えることを教える
1回100円ずつのお買い物に慣れたら、貯めることも教えてあげましょう。
「今日買うのをガマンすると、次に200円のものが買えるよ」と言うと、お金を貯めることで買うものの選択肢が広がることがわかってきます。
「お子さんがお金に興味をもったら読む本」を読んで
お金の計算ができるようになってからおこづかいをあげようと思っていましたが、実践から学ばせるのもいいなぁと思いました。
プレおこづかいとして、毎月1回、お買い物の時に100円を渡すところからはじめようと思います。