家計再生コンサルタント、株式会社マイエフピー代表である横山光昭さんの著書「長い老後のためのお金の基本」を読みました。
「長い老後のためのお金の基本」とは
定年後のビジネスマンの標準的な家計を想定して、「年金」「貯金」「投資」「保険」「介護」「相続」のそれぞれ正しい知識を、ベテランのファイナンシャルプランナーである横山光昭さんが解説している本です。
筆者が伝えたいメッセージ
平均ではなく、「自分の場合は」で考えることが大切
「長い老後のためのお金の基本」から学んだこと
老後に必要な金額
(今の1か月の生活費×9割~7割 - 1か月の年金)×35年 - 退職金 + 予備費1000万円
老後に必要な金額の算出方法
- 今の1か月の生活費
- 老後の生活費
- 老後1か月に不足する金額
- 100歳まで生きた場合に不足する金額
- 実際に不足する金額
- 安心老後のために必要な金額
①今の1か月の生活費
現在かかっている1か月の生活費を計算してみる。
②老後の生活費
①×9割または7割
家計状況にもよるが、現在夫婦2人の場合は、老後の生活は今より1割くらい、子どもがいる場合は、子どもの分がいらなくなるので3割くらい支出が減ることが多い。
③老後1か月に不足する金額
②-1か月の年金
④100歳まで生きた場合に不足する金額
③×35年
95歳まで生きることを想定する場合は「③×30年」。
⑤実際に不足する金額
④-退職金+1000万円
⑥安心老後のために必要な金額
⑤+1000万円
生活費に加え、リフォーム代や病気の備え、車の買い換え、子どもの結婚式など起こりうるイベント5、6個を想定して、プラス1000万円で計算する。
なお、介護費用は最低300万円と考えておく。
マイホーム
マイホームは老後になって安い中古を一括購入する手もある。
筆者自身はリタイアするときに、現金で一括購入することを考えている。
理由は、現金一括購入が金利がいちばんかからなくてすみ、お得なこと。それと、老後に夫婦2人で住む家なのでそれほど立派でなくてもいい。通勤を考えなくてもいいし、これから空き家も増えるだろうから、少し郊外に行けば、手頃な価格で家を購入できるだろうとふんでいるから。
「長い老後のためのお金の基本」を読んで
「年金」「貯金」「投資」「保険」「介護」「相続」と老後のことを知ることができました。
自分自身が老後に必要な資金の計算をしっかりしようと思いました。