ハーバード大卒の人気お笑い芸人であるパックンことパトリック・ハーランさんの著書「パックン式お金の育て方」を読みました。
「パックン式お金の育て方」とは
次の4章からなる、幸福をつかむための「お金の使い方」が紹介されている本です。
- 自由に生きるためにお金を正しく知ろう
- お金を守るために節約筋を鍛えよう
- 収入を増やすためにお金にも働いてもらおう
- 手堅く無理なく増やすパックン式投資法
筆者の伝えたいメッセージ
お金に悩まないで、お金に振り回されないで、ほとんどお金を気にしないで、幸せな暮らしができる。それができれば十分じゃない?
「パックン式お金の育て方」から学んだこと
幸福をつかむための「お金の使い方」3ステップ
- 徹底的に節約する
- 一生懸命働く
- 投資でお金を増やす
節約の5つのポイント
- 節約は投資と同じ効果がある
- 3・5・2の法則と老後計算機で無駄遣いを撲滅
- 固定費の金額と支払い頻度をチェック
- ゲーム感覚で出費を捉え直そう
- お金を使うかどうかの判断基準は「自分が価値を感じるかどうか」
収入は「3・5・2の法則」で分けて
月々の収入を次のように割り振ろう。
- 3割:投資
- 5割:生活費
- 2割:自由に使える娯楽費
まずは、「3割を投資する」を最優先にするということです。
そして、残ったお金の中から生活費としてやりくりします。それでも残ったら、ご褒美として娯楽費にします。
投資を始める前には、生活費の半年分程度を緊急事態資金として取っておきましょう。
3・5・2の法則を守れば、自然と「節約できる人」「投資できる人」になれます。
「老後計算機」で無駄遣いを撲滅
頭の中で、「このお金を老後まで取っておけば、どうなるかな」と計算することを、筆者は「老後計算機」と呼んでいます。
ちょうど、目の前の自販機で100円のボトルウォーターが売られていたとします。
アメリカの株式市場はだいたい年間7%くらいの利益率を見込めるので、72の法則で計算すると、10年おきに投資額が倍増することがわかります。
だから、今あなたが使おうとしているお金は、10年後に2倍、20年後に4倍、30年後に8倍……。そして50年後には32倍になる可能性があります。
100円を老後計算機にかけると、「50年後には3200円に膨らむ」ということに気付けます。
100円のボトルウォーターを老後計算機にかければ、3200円です。
今、あなたが自動販売機に何げなく突っ込もうとしているのは、1枚の100円玉ではなく、100円玉2枚と千円札3枚だと考えてください。
そうすると、きっと我慢して、「家に帰って水を飲もう」と思うのではないでしょうか。
将来の自分に(または子どもや孫に)豊かさをもたらす人生のたびにおいて、この「老後計算機」の習慣は大きな一歩です。
パックン式投資法
- インデックスファンドに投資をする
- ずっと触らない
「分散して長期的に投資する」というコツを一番簡単に実現できるのがインデックスファンドです。
「パックン式お金の育て方」を読んで
個人的なエピソードを交えながら、それぞれの根拠となる経済学の学説やデータ、セオリーなども説明されていて、とてもおもしろく、勉強になりました。
「第2章 お金を守るために節約筋を鍛えよう」が特におもしろかったです。
- 自分が使っているお金を意識する。
- 支払いのときに「価値」について考える。
- 仕事の苦労を思い浮かべる。(時給換算する)
このパックン式節約筋トレーニングで、を節約筋を鍛えたいと思います。
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