
「経営の神様」松下幸之助さんの著書「道をひらく」を読みました。
『道をひらく』とは
PHP研究所の機関紙「PHP」の裏表紙に連載されていた短文の中から121篇を選んでまとめたものです。
見開き2ページに1篇ずつ、松下幸之助さんの思いが綴られています。
道
自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある。
『道をひらく』から学んだこと
本書から学ぶことは多くありましたが、その中でも『真剣勝負』を読んで、「真剣さ」について考えを改めさせられました。
私は今まで真剣に取り組んだつもりになっていたことが多かったのかもしれません。
本書では竹刀、木刀、真剣での勝負の「真剣さ」の比較がありましたが、常に真剣を使った勝負の如く本当に真剣に戦えるようになりたい。
自分は「真剣なつもり」になってしまわないように気を付けようと思います。
長い人生ときには失敗することもあるなどと呑気にかまえていられない。
これは失敗したときの慰めのことばで、はじめからこんな気がまえでいいわけがない。
『道をひらく』を読んで
1篇が見開き2ページで行間も広いので、とても読みやすいです。
内容を確認するだけなら、40分かからずに読み切ることができました。
お気に入りのページに付箋をつけて、じっくり読み返しました。
下記のように分類されているので、その時々で自分に必要な言葉をもらうのもいいと思いました。
- 運命を切りひらくために
- 日々を新鮮な心で迎えるために
- ともによりよく生きるために
- みずから決断を下すときに
- 困難にぶつかったときに
- 自信を失ったときに
- 仕事をより向上させるために
- 事業をよりよく伸ばすために
- 自主独立の信念をもつために
- 生きがいある人生のために
- 国の道をひらくために
1968年5月に第1版1刷が発行されていますが、私が読んだ本は2014年8月に発行された第1版222刷でした。
松下幸之助さんの言葉は、時代に関係なく、生き方の根本を説かれているので、こんなに長い間多くの方の読まれているのでしょう。
手元に置いて、何度も読み返す価値がある良書だと思います。