山崎元さんと大橋弘祐さんの著書「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」を再読しました。
そして、2017年1月18日のDIAMOND onlineの記事で、山崎元さんのおすすめの積立投資用の投資信託が紹介されていたのを思い出しました。
仮に、積立投資で資産形成を行いたい場合であれば、1位の「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」を6割、9位の「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」を4割の比率で、ネット証券を使って積み立てるといい。1000円単位で積立投資の金額を指定できる。
<参考>
国内のインデックスファンド4割、海外のインデックスファンド6割に投資する
「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」では、インデックスファンドは国内と海外を半々ずつ買うと書かれていましたが、その後、国内のインデックスファンド4割、海外のインデックスファンドを6割に投資する手法をおすすめされています。
リスク資産セット部分である、「国内株式40%+外国株式60%」の配分の期待リターンとリスクとを計算してみると、期待リターンが5.6%、リスクが17.8%だ。たまたまだが、マイナス2標準偏差のイベントが起こった時に、ちょうど−30%の損失となる。
ちなみに、「国内株式50%+外国株式50%」で計算すると、期待リターンが5.5%、リスクが17.5%と大差はない。「国内株式60%+外国株式40%」なら、期待リターンは5.4%、リスクが17.4%だ。率直に言って、これらの何れでもいいような気がする。
しかし、例えば「国内株式30%+外国株式70%」とすると、期待リターンは5.7%に上がるが、リスクが18.2%と大きくなる。
こまめにポートフォリオを調節する個人投資家なら「国内株式40%+外国株式60%」としていいように思う。しかし、現実の投資家がそうするとも思えない。「内外の株式を半々」として置く方が、リバランスの必要性が生じにくくていいかも知れない。得失は微妙だ。
ここは二種類あり得るところだが、せっかく改定するので、今回は「国内株式40%+外国株式60%」を採用しよう。
参考:
投資信託を買う時のポイント
- ノーロード(購入手数料なし)が当たり前
- 運用管理費用(信託報酬)の安いものを選ぶ
- 販売手数料の安いチャネル(ネット証券)で買う
- 内外の株式のインデックスファンドを中心に投資する
- 毎月分配型を選ばない
- ファンドの資産規模、流動性を確認する
- 過去の成績で選ばない
山崎元さんおすすめの投資信託
国内インデックスファンドは「上場インデックスファンドTOPIX」、海外インデックスファンドは「ニッセイ外国株インデックスファンド」を買うことをおすすめされていますが、「上場インデックスファンドTOPIX」は上場投資信託なので、積立投資がしにくいと思っていました。
先ほどの記事で積立投資におすすめの投資信託を紹介していただいて、うれしかったのを覚えています。
山崎元さんおすすめの投資信託
- 上場インデックスファンドTOPIX(1308)
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
山崎元さんおすすめ積立投資用の投資信託
- <購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
積立投資はリバランスも必要
インデックスファンドも値動きがあるので、時間が経つと国外と海外が4:6ではなくなることがある。
その時に全体が国内:海外=4:6になるように投資する。これを『リバランス』と言う。
次に買い足すときは国内:海外=4:6に近づくように買う