作文教室「言葉の森」代表である中根克明さんの著書『小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」』を読みました。
『小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」』とは
小学1~3年生の読書と遊びの大切さが書かれた本です。
『小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」』から学んだ読書の大切さ
小学校1~3年生の時期の勉強の中心は読書
小学校1~3年生の時期の勉強の中心は読書であり、あとは自由な時間にたっぷり遊ばせることが大切。
ただし、計算と漢字の書き取りは宿題にプラスして勉強が必要。
家庭学習の目的は、自分でする勉強の習慣作りなので、勉強の量は楽にできるぐらいに抑えておく。先取りも難問も必要ない。
多読と精読
本の読み方には、多読と精読がある。
読みなれるとか、読むスピードをつけるとか、読書の楽しさを味わうと言った点では、たくさんの本を読む多読は効果的。
しかし、国語力をつけるとか、思考力をつけるとか、高度な語彙力をつけるという点では、繰り返し読む精読が大切。
読書力のある子は、新しい本を1回しか読まないという読み方ではなく、好きな本を何度も繰り返し読むような読み方をしている。
子どもの読書力の育て方
子どもには、まず多様なジャンルの本を読む機会を作ってあげる。その中で、子どもが繰り返し読むような本が必ず出てくる。すると、それを親は温かく認める言葉をかけてあげる。
「〇〇ちゃん、その本すきなんだねえ」
そういう声かけを何度もしていると、子どもは繰り返し読むことがいいことだと受け取るので、さらに同じ本を繰り返し読むようになる。
いろいろな本をたくさん読みながら、その一方で、特定の本を何度も繰り返し読む、この多読と精読の組み合わせが読書力を育てるのです。
『小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」』を読んで
改めて、子どもにたくさん本を読ませてあげたいと思いました。
図書館でたくさん本を借りて、気に入った本は買って何度も読ませてあげたいと思います。