心理カウンセラー・ラッキーさんのYoutube「賢いお母さんの子育て術・本当に大切な2つのこと」を見ました。
子どもに必要な2つのこと
「子どもには、いらぬ苦悩をさせたくない」
「自分で生きていける力をつけて欲しい」
「自分の人生を喜び、楽しんでほしい」
そのためには、子どもに次の2つが必要です。
- 自己肯定感
- 自立心
高い自己肯定感と自立心さえあれば、子どもは勝手に育っていきます。
庭に埋めたひまわりの種のように、ぐんぐんとたくましく成長し、自分だけ 花を咲かせます。
これならお母さんも安心ですよね。
自己肯定感
自己肯定感とは、「ありのままの自分でOKだ」という感覚です。
自己肯定感の高い人は、自信を持って人生を歩んでいけます。やる気に溢れ、ストレスにも負けない強い心を持つことができます。
自立心
自立心は、「自分の力で人生を切り開いていこう」という気持ちです。
自立心の強い人は、誰に言われなくても自主的に行動できます。自分の人生を自分で組み立てていくことができます。
子どもの自己肯定感と自立心を育てるには
- 「成人したら自分の力で生きていくんだよ」と伝える
- まずは子どもの気持ちに共感する
- アイメッセージで褒めて叱る
- 子どもの「失敗する権利」を奪わない
「成人したら自分の力で生きていくんだよ」と伝える
「成人したら、自分の力で生活していくんだよ。」
「大学まではお父さんとお母さんが面倒を見るけど、その先は自分の力で生きていくんだよ」
1年に1回でもいいので、このようなことを子どもに優しく伝えることが大事です。
なぜなら、「自分も大人になるんだ」、「やがては自立するんだ」という考えが、頭の片隅にあると子どもの行動が自然と変わるからです。
だんだんと自立する覚悟ができていきます。
自分で考え、自分で行動することが増えていきます。
このことが、自分の人生を自分で組み立てていくチカラになります。
一方、自立する覚悟がない子どもは、「将来について考えること」を避け、熱意もモチベーションも上がりません。
まずは子どもの気持ちに共感する
親に共感されて育った子どもは、自己肯定感が高くなります。
子「痛い」 → 親「痛いよね」
子「もっと遊びたい」 → 親「もっと遊びたいよね」
子「宿題めんどくさい」 → 親「宿題めんどくさいよね」
子「疲れた」 → 親「大変だったね」
子「山田先生大嫌い」 → 親「山田先生が 嫌いなんだ。何かあったの?」
親に共感されて育った子どもは、「素直に感情を表現していいんだ」、「ありのままの自分でいいんだ」と思うようになります。つまり自己肯定感が高まります。
また、感情豊かになると、多くの人から愛されます。そういう意味でも、自己肯定感が高くなります。
一方、親から共感されなかった子どもは、どうなるのか?
子「怖い~」 → 親「こんなことで、なにビビってるの」
子「勉強嫌だ」 → 親「なに馬鹿なこと言ってるの」
感情は勝手に自然と出てくるものです。それを自分の親から頭ごなしに否定されたら、自分の感情に自信が持てなくなります。すると、感情を表現するのが怖くなります。
- 本当は嬉しいのに喜ばない。
- 本当は行きたくないのにNOと言えない。
- 本当はラーメンが食べたいのに、何でもいいよという。
- 悩みがあるのに相談できない。
そういう子は一見すると、大人しくて育てやすい子どもに見えますが、心の中では自己肯定感が下がり続けています。
まず共感し、話し合うことが大切です。
子「勉強嫌だな」 → 親「勉強は嫌だよね。お母さんもそうだったもん。でも、お母さんはこう思うの…」
まず共感してから話し合うという1 つのパターンさえ覚えておけば、子供のどんな感情も受け止めることができると思います。
アイメッセージで褒めて叱る
ユーメッセージ
「なんでこんなに帰りが遅いの。何考えてるの!」
ユーメッセージで叱ると、子どもは責められている感じがして、「だって」と「うるさいな」と反発しがち。親子のいざこざのもとになります。
アイメッセージ
「なんでこんなに帰りが遅いの。お母さん心配したんだから」
アイメッセージで叱ると、子どもは「ずっと心配してくれてたんだ」と親の愛を感じ、ます自己肯定 感が高まります。
また、子どもはお母さんの悲しんでいる顔を見たくないですから、「なんだか悪いことしちゃったな」「もっとしっかりしなくちゃ」と自ら行動を改めようとします。つまり自立心が身につくわけです 。
褒める時にもアイメッセージは有効です。
- 「ありがとう。お母さん助かるわ」
- 「お母さん、嬉しいわ」
- 「お母さん、感激したわ」
- 「お母さん、太郎のそういうところが大好き」
アメッセージで褒めれば、子どもは「自分は役に立っている」、「自分には価値がある」と感じ、自己肯定感が高まります。
このように、叱る時も褒める時もアイメッセージで伝えれば、子どもの自己肯定感と自律心の両方が 高まります。
子どもの「失敗する権利」を奪わない
子供は失敗しながら成長します。
転びながら歩くことを覚え、喧嘩しながら人間関係を学びます。
つまり子どもは、元々自立心を持っているんです。
ところが、この自立心を奪ってしまうのが、親の先回りです。
- 「ほらほら危ないでしょ!」
- 「急がないと間に合わないわよ」
- 「次はこうしなさい」
わが子に失敗をさせたくないという親心から出てくる言葉ですが、これが子供の自立心を奪ってしまいます。
「お母さんが起こしてくれなかったから、遅刻じゃない」というように誰かに依存する生き方になってしまいます。
親は、口を出さず見守ることが大事です。
「そんな持ち方をしたら、牛乳こぼすわよ」と言いたい気持ちをぐっとこらえて、静かに見守る。失敗したら、「あら~こぼれちゃったわね。どうしたらこぼさずに運べるかな?」と自分で考えさせる。「お母さんなら、両手で持つかな」とヒントを与えるのもいいですね。
「失敗する→自分で考える→改善する」
これを何度も繰り返すことで、子どもの自立心はどんどん育っていきます。自分で生きていける力が ついていきます。
また、失敗しても大丈夫という環境を作ることも大切です。
そのためにできることは、2つあります。
- 失敗しても怒らない
- 親が失敗を見せる
失敗しても怒らない
失敗を叱ると、子どもは「失敗は悪いことなんだ」という間違った認識を持ってしまいます。また、失敗を隠したり、嘘をつくようになったりします。
子どもが失敗した時に親がすべきことは、怒ることではなく、「どうしたらうまくいくかな」と考えさせることです。
親が失敗を見せる
料理を焦がしちゃったとか、昔の失敗談を話したりとか、親の失敗を見せると、子どもは「失敗は誰でもするんだ」「恥ずかしいことじゃないんだ」と思うようになります。安心して失敗できるようになります。
「賢いお母さんの子育て術・本当に大切な2つのこと」を見て
子育てで最も重要なことは、自己肯定感と自立心を育てることだと学びました。
- 「成人したら自分の力で生きていくんだよ」と伝える
- まずは子どもの気持ちに共感する
- アイメッセージで褒めて叱る
- 子どもの「失敗する権利」を奪わない・失敗しても大丈夫という環境を作る
この4つを実践していきたいと思います。
そして、笑顔の絶えない家庭を目指していきます。