株式会社人材育成JAPAN代表取締役の永松茂久さんの著書「人は聞き方が9割」を読みました。
「人は聞き方が9割」とは
38個の「100%好かれる聞き方のコツ」が紹介されている本です。
筆者が伝えたいメッセージ
「人は本来話したい生き物である」
聞き方をちょっと変えるだけで、仕事もプライベートも大きく好転します♪
「人は聞き方が9割」から学んだこと
魔法の傾聴
リアクション美人たちが自然とやっている相手から愛される5つの聞き方を、筆者は「魔法の傾聴」と呼んでいる。
- 表情
- うなずき
- 姿勢
- 笑い
- 感賛(感嘆+称賛)
①表情
初対面では、まず先に笑顔を出すことを常に心がける。
相手の感情に表情を合わせる。
目は口以上にモノを言う。
②うなずき
うなずきに強弱をつける。
一辺倒の深さのうなずきより、弱、中、強、3段階の強弱をうまく使い分けることで、相手の話にリズムがついてくる。
③姿勢
相手と楽しいひとときを送りたい時は、できる限り少しだけでも前傾姿勢を意識すると、好印象を与えることができる。
相手にヘソを向けて話す意識をする。ヘソはあくまでイメージだが、相手に体を向けるということは、心をひらいて相手に意識を向けているという心理的ボディーアクションである。
人の話を聞く時は、なるべく携帯を置こう。
④笑い
会話において、そんなに笑いを取ることを意識する必要はない。むしろ必要なことは、「いかに相手を笑わせるか」ではなく、「いかに相手の話に笑うことができるか」。
「面白いね」は最大の共感。「話を聞いて笑う」ということが、相手に安心感を与える。
⑤感賛(感嘆+称賛)
感嘆は相手の話に対する聞く側の驚きの表現。(わあ」「へー」「ほー」「おー」「きゃー」など。
称賛は相手を称える言葉。「すごい」「素敵」「いいね」など。
魔法の傾聴ではこの2つをセットで使っていく。「驚き+ほめ」をひとまとめにして相手に返していく。
(例)
- 「最近、会社で役職が上がったんだ」→「わあ、すごいじゃん!よかったねー」
- 「私、最近、犬を飼い始めたの」→「おー、犬か。いいね!かわいいよねー」
100%好かれる聞き方のコツ
- 「聞き上手」は貴重な存在だということを理解する
- 「自分は人に安心感を与えているか?」を常に意識する
- 人は本来、話したい生き物であると覚えておく
- 会話の主導権を握っているのは聞いている側である
- 聞く側に回ったほうが、人生のあらゆる面で有利になる
- 無理に話す力を磨くのではなく、日本人の得意な聞く力を伸ばす
- 人の話を聞く時は、自分の感情を表現しながら聞く
- 「難しい顔」「ジャッジ癖」「ピンポン病」の3つに気を付ける
- 否定のない空間を作ることで、人は誰でも話せるようになる
- うなずきは、相手を肯定するための一番のアクションである
- 魔法の傾聴をマスターすればあなたは無敵になる
- 会話をしているときの自分の表情を豊かにする
- タイミングのいいうなずきこそが、相手の深い話を引っ張り出す
- 話を聞く姿勢を整えると、心も聞く姿勢になっていく
- 人は自分の話を笑って聞いてくれる人のことを好きになる
- 上手な「感賛(感嘆+称賛)」ができるかどうかで、その後の会話の盛り上がりが変わる
- 聞くということに対して、あまり難しく考えすぎる必要はない
- うなずく姿勢を磨くだけで、想像を超える学びや出会いがやってくる
- 否定せずに聞いてくれる人のところに人は集まる
- 相手を否定するのではなく、相手との価値観の違いを理解する
- 人間関係は、正しければうまくいくというのもではない
- マウンティングには気をつける
- 話がまとまらない相手に、無理やりプレッシャーをかけない
- 相手が自分で解決策を見つけ出せるように伴奏する気持ちで話を聞く
- 相手の頭の中にある脚本に沿って話を広げる
- ふだんからマイナスキーワードを使わないように心がける
- 事情聴取をすればするほど、相手は心を閉ざしてしまう
- 秘密を守れる人になる
- どんな人の中にもキラッと光るダイヤモンドがある
- 最強の共感ワード「そうだよね、わかるよ」で心の扉をひらいていく
- オンラインこそ聞き方が9割
- オンラインは「否定禁止」「魔法の傾聴」「リアクション3倍」で話やすい空気をつくる
- 質問することで周りの人の居場所を作る
- ひと言あるだけで、人は嬉しいもの
- 年長者の話を積極的に聞き、未来が楽しみな人になる
- ここからは聞く人が今まで以上に求められる時代になる
- 自分の時間を大好きな人のために使う
- 聞き方を磨いて、人の孤独を照らす一筋の光になる
聞き上手がやらないこと
- 否定しない
- 押し付けない
- 競わない
- 急かさない
- 答えを言わない
- さえぎらない
- ツッコまない
- 干渉しすぎない
- 秘密を漏らさない
「人は聞き方が9割」を読んで
「私ね、思い切って起業しようと思ってるの」と相手が言った時、魔法の傾聴を使うと「体を少し前傾姿勢にし(姿勢)、うなずき(うなずき)とともに笑顔を作る(表情)。そして『おー!(感嘆)、いいね(称賛)。すごいじゃん(称賛)!ははは(笑い)、うん、○○ちゃんはやっぱりすごいよ(称賛)。とても勇気のある決断だったね(称賛)。絶対応援するね』」となるそうです。
魔法の傾聴(表情、うなずき、姿勢、笑い、感賛(感嘆+称賛))を身につけて、聞き上手になりたいと思いました。