ファイナンシャルプランナーであるたけやきみこさんの著書「12歳までにかならず教えたいお金のこと」を読みました。
「12歳までにかならず教えたいお金のこと」とは
筆者の家庭をモデルに7歳~12歳までの金銭教育について書かれた本です。
ケイタイで自己管理能力を鍛える方法や、ゲームで貯金力をつける方法も紹介されています。
「12歳までにかならず教えたいお金のこと」から学んだこと
わが家のルールを作る
金銭的なことだけでなく、「こんな子どもになってもらいたい」という願いをこめて、生活面での約束事も決める。
筆者の家庭でのルールは下記のとおりです。
- 自分の家庭内での仕事(お風呂掃除、食事の支度など)を決めたら、責任をもってやる
- 家族が困っていたら、ボランティア精神で助ける(ママが熱を出して寝込んでいたら、ママも仕事である洗濯干しを代わりにやる、パパやママが忙しいときは買い物に行くなど・・・)
- 家族旅行には、ゲーム持ち込み禁止
- 勉強へ取り組む姿勢や生活面の評価で、おこづかいの額を判断する
- 他の家庭と比較せず、わが家のルールを貫く
ルールを作るときの考え方
- ルールには正当な理由があること
- 子どもが楽しめるような工夫をする
- マナーなど社会とつながるものを盛り込む
ルール作りの手順
- わが家の教育方針を立てる
- 子どもが言い出したことは否定しない(自分で言い出したことを責任をもって続けさせるため)
- 決めたルールは、親からみて無理がないかもう一度見直す
- 子供の成長に合わせて、時期ごとに見直す(新旧や誕生日など)
子どもへの説明の仕方
- なぜ「ルール」が必要なのかを話す
- ルールを守ることで、生まれる効果を伝える(家族の信頼関係など)
- 社会のモラルにつながるルールは、生きていく上で必ず役立つことを教える
- 決めたルールは、子どもだけでなく、親も守ることを約束する
- わが家のルールであって、友達の家のルールとは違うということを話す
子どもとかわす約束5か条
第1条 お金の貸し借りはしない
第2条 お金は鍵のかかるところに保管する
第3条 欲しいものがあるときは、一晩おいて考えてみる
第4条 物・お金を大切にする
第5条 困ったときはいつでもお父さん、お母さんに相談する
この5か条は必ず守らせる。
おこづかいで一生使えるやりくり力を育てる
おこづかいを始めるタイミング
スタートは7歳くらいが目安。
「お金に興味を持った時」が始めるタイミング
おこづかいは給料、お年玉はボーナス
定額制のおこづかいがスタートすると、子どもは自分の責任と管理の下でやりくりをしていかなければなりません。
自分で考えてお金をやりくりさせていくためにも、おこづかいはお給料、お年玉はボーナスだと子どもに教えてあげよう。
貯金という魔法を教えてあげる
積立は夢をかなえるとっておきの道具。
<貯金が必要な理由>
- 予想外の支出に備えて資金に余裕を持たせておくため(「鉛筆や消しゴムをなくしたので買い直す必要がある」など不測の事態に対処する)
- 夢や希望をかなえるため(「カナダ留学をしたい」「マンガの通信講座を始めたい」などちょっと先の大きな目的や夢のために貯める)
- 「とりあえず」の貯金
お金教育で大切なのは1つ目と2つ目。
目的に向かって毎月コツコツお金を貯める楽しさを子どもの頃に味わうことができれば、大人になったとき、自己投資に惜しみなくお金を使うことができるようになる。
「12歳までにかならず教えたいお金のこと」を読んで
2年後、小学1年生になったらおこづかいを始めたいと思いました。
おこづかいをはじめたら、金銭教育をしっかりし、その後は金融教育もしっかりしてあげたいと思います。
本書で紹介されていた金銭教育や経済の勉強に役立つWEBサイトも利用させていただきます。