内科医・皮膚科医である友利新さんの著書「美人科へようこそ!」を読んでみました。
『美人科へようこそ!』とは
友利新さんの医師としての知識と経験と、女性としての悩みや願望がつめこまれた、美人活動をサポートしてくれる本です。
筆者の伝えたいメッセージ
キレイな人の「とくに何もしていない」は、美しくいるための生活習慣が身についているから出てきた言葉です。
美人になるために
- 血液は、美しい肌を導き出す美容液そのもの
- 絶対に人は老いていくもの。でも、その速度を緩めることは可能
- 髪は私という人間を印象付ける重要な”額縁”
- 栄養は過剰に摂ってはじめて肌まで届く
- ファッションも美容も健康も、自己分析が重要
- 痩せ体質になるには、1日1分の姿勢チェックストレッチがおすすめ
血液は、美しい肌を導き出す美容液そのもの
目の下のクマや肌のくすみは血行不良のせいであることも多い。
<血行を良くするために>
- 身体を冷やさない
- 湯船に浸かる
- 喫煙しない
- 食生活を見直す(ナッツ類、野菜・果物類を積極的に)
絶対に人は老いていくもの。でも、その速度を緩めることは可能
身体がサビることで、シミ、シワ、たるみをはじめとする、老化現象のすべてが起きる。
身体の酸化を食い止めるためには、抗酸化物質を含む食物を、多量に摂取することが効果的。
ビタミンA・C・E、カテキン、リコピンなどのファイトケミカル、コエンザイムQ10などが抗酸化物質の代表選手。
また、紫外線を浴びた量と肌の老化は比例するので、日焼け止めは365日塗る。
髪は私という人間を印象付ける重要な”額縁”
人の印象は髪型で決まる。
髪の質感も大切なので、髪の毛を洗うときに頭皮マッサージをしたり、髪を洗ったらなるべく早くドライヤーで乾かす習慣を。
栄養は過剰に摂ってはじめて肌まで届く
栄養が肌に届くのはいちばん最後。生命維持のために重要な臓器に栄養が完全に行きわたってから。
栄養は過剰なくらいに摂って初めて、肌や髪まで届く。
ファッションも美容も健康も、自己分析が重要
自分を客観的に観察できて、良い部分も悪い部分も、両方合わせて自分がわかっている人が、自分のベストな状態を維持することができる。
「自分の体調が最も快適な状態」を知るには、「自分手帳」をつけるのがおすすめ。
生理周期、生理の状態、体重、肌の状態は毎日記録。もっと欲をいえば、「食べたもの」「睡眠時間」「運動とその内容」「何を食べた時に、自分がどのような状態になったか」を記録するとさらに良い。
1年もすれば素晴らしい「自分手帳」ができて「自分が最も快適でキレイにいられる状態」をデータで把握できるようになる。
痩せ体質になるには、1日1分の姿勢チェックストレッチがおすすめ
正しい姿勢は、見た目に美しい、痩せやすい身体になるための基本。
<クイック姿勢矯正ストレッチ>
①背中壁つけ1分
壁に頭~背中~お尻をつけて、背筋をまっすぐにする。
その時、背骨だけではなく、左右の肩甲骨も壁に触れるように意識する。
すると自然に肩が開き、下がっていたアゴも上がり、詰まっていた首から肩まわりの血流が良くなる。
肩まわりがストレッチされれば、頭もスッキリして、顔色も良くなる。
②後ろ手組み1分
手を背中の真ん中で後ろ手に組み、組んだ手を後方に引き肩甲骨の中心まで上げる、
すると、両肩が開き肩甲骨が寄って、上腕二頭筋がストレッチされ、デコルテまわりの血流も良くなるので、首から肩まわりがスッキリ。
顔色も良くなり、まぶたもパッチリと開き黒目が大きく見えるので、顔の印象がイキイキとしてくる。
③奥まで着席1分
椅子に座る時、あえて背もたれにくっつくように奥まで深く座る。
その時、腰のつけ根に背筋が垂直に乗っていることを意識する。
すると、自然に腹筋と背筋が引き締まり、骨盤が締まるので、太ももが内側に閉じていき、両膝がぴったりくっつく。
逆に浅く座ると、無意識に腰を反らせたり、背筋を曲げたりして腰に負担がかかることがある。
1日に何度か深く座り直してみる。
『美人科へようこそ!』を読んで
私は姿勢が悪いので、クイック姿勢矯正ストレッチで正しい姿勢を身に付けたいと思います。
また、1年は長く感じますが、「自分が最も快適でキレイにいられる状態」をデータ化するため、「自分手帳」をつけることにもチャレンジしたいです。