ワタナベ薫さんの著書『美人は「習慣」で作られる。』を読んでみました。
『美人は「習慣」で作られる。』とは
筆者は2006年から「美人になる方法」というブログをされています。
今まで発信されてきた中から「美意識」と「美習慣」についてまとめられた本です。
筆者の伝えたいメッセージ
「習慣」には、自分と人生を変える力があります。なぜなら、行動は習慣によって支配されているから。
「愛され続ける女」とは?
愛される女は、自分を愛している。
自分を愛し、毎日自分に手をかけ、日々ちゃんと自分を気遣って満たしている女性は輝いている。
自分を愛せる人は他の人をも愛せる。
他の人を愛している人は、結果的に他のから愛される。
人は無意識に、相手の「見た目」で判断している
人は最初、無意識にノンバーバル(非言語)で伝わってくる情報をもとに、相手を判断している。
私たちが外見を美しく装うのは、自分のためだけではなく、お会いする相手への敬意の意味でもある。
若さと美しさの基本は免疫力
若いときの不摂生が、40歳を過ぎた頃になって外見にも現れることもあるし、メンタルにも影響を与える。
<免疫力を上げる習慣>
- バランスのよい食生活
- 運動
- しっかり睡眠をとる
- ストレスをためない
- よく笑うこと
「自分磨き」よりも、まずは自分の長所を探す
美しくなるためには、その人が本来持つ美しさを見つけて、伸ばし、磨いていく。
世にあふれている美容情報をやみくもに取り入れて「自分磨き」するよりも、あなた個人が持ついいところを見つけて、あなたの人柄をいちばんいい形で表現する。
<外見的、内面的な長所を見つける3つの方法>
- イメージコンサルタントや美に関するトレーナーという、その道のプロに頼む。
- 初対面の人や知り合って間もない人からの意見に耳を傾ける。
- 自分目線と他人目線での長所を比較する。
筆者のコーチングのセッションでは、まず自分で自分の長所を30個以上書き、友達3人以上にあなたのいいところを10個書いてもらうという宿題を出す。
若さと”イタさ”のバランス
30代、40代以降の「若く見せよう」「若く見られたい」というがんばり過ぎは、”イタさ”を漂わせる。
品ある装いは、女性としての格を上げるもの。
客観的な目線を大切にしよう、
愛される女の顔
女性にとってお肌は、その人を現すもの。
カラダの内面の健康状態、生活習慣、食生活も肌に出る。
「顔」は頭皮からデコルテまで!
頭皮マッサージでお顔がリフトアップする。
<筆者の頭皮ケア習慣>
- シャンプー前にブラッシング
- シャンプー時には、頭皮マッサージに加えて毛穴まで洗えて血行をよくするソフトマッサージャーを使う
- バスタイムに指で頭皮と頭蓋骨を動かすようにマッサージ
- シャンプー後、頭皮ヘアエッセンスをつけ、ブラシでのマッサージ
- 気が向いたときはいつでも、電動の頭皮マッサージャーやお顔用のコロコロで頭皮もマッサージ
首とデコルテにもお顔と同じケアをし、鎖骨のリンパマッサージもする。
そのメイク、いつの時代のですか?
メイクにもトレンドがあるので、1年に1回はメイクの手法を見直す必要がある。
筆者のおすすめは、デパートのコスメカウンターでコスメを買い、その際にお顔全体をメイクしてもらうこと。
白い歯
歯が美しいだけで、笑顔も美人度も3割アップする。
<歯を大切にする習慣>
- 虫歯の治療をする
- 歯科検診に定期的にいく
- 定期的に歯石を取る
- 毎日の歯磨きをしっかりする
- デンタルフロスや歯間ブラシの習慣
- 歯肉マッサージ(顔の上から歯肉をツボ押しのように気持ちいい程度に押す)
口角トレーニングで表情美人になる
表情で美人になれる。
作り笑いではなく、本当の幸福感に満たされた気持ちで口角を上げるよう努力すると、素敵な表情の表情美人になれる。
首のシワは枕でふせぐ
顔が若くても、首で年齢がわかる。
首のシワの一番の原因は枕なので、オーダーメイドの枕のお値段が多少高くても、長い目で見たときには、断然枕にお金をかけた方が、首のシワは予防できる。
それ以外にも、UV対策や保湿、ネックマッサージや首のストレッチで首のシワを予防する。
愛される女のカラダ
自分のカラダが喜ぶことをしてあげることを続けるだけで、メンタル面での平衡が取れるようにもなる。
意外に見られているひじ・かかと
<かかとの簡単ケア>
- ときどき角質のケアをする(頻繁にすると角質が逆に厚くなる)
- ローションやクリームやオイルをお風呂上がりに塗る
- かかとケア用の靴下を履く
<ひじのたるみと黒ずみケア>
- 角質をソルトなどでときどきケアする
- 気がついたら化粧水と油分を与える
- ひじをつかない(パソコンを長時間使う人はアームクッションなどを使用)
- 脇の下をグリグリマッサージした後、オイルかクリームをつけてひじの下から何度も脇の下に向けてマッサージする
ブラジャーのサイズ、最後に測ったのはいつですか?
ブラジャーを買うとき、計測&試着は必須!
メーカーによってはカップの大きさなども若干差があるので、まずは試着を習慣に。
Tバック着用のすすめ
小さなショーツは、ヒップラインをつぶし、2段尻に。
Tバックはヒップの丸みをつぶさない。そしてセクシー。さらにヒップに意識がいくようになる。
ヒップラインを早く整えるいちばんの方法は、Tバックの上から正しいサイズのガードルを穿くことと、ヒップアップのエクササイズ。
エクササイズは、歯を磨きながら、脚を後ろに蹴り上げる動作を朝晩左右10回する、ながらエクササイズで十分。
体重よりも引き締まったカラダかどうか
筋肉は脂肪よりも重い。
体重の数字に振り回されるのではなく、筋肉を意識して引き締めるほうに気持ちをむける。
エクササイズで筋肉がつくと体重は増えるが、サイズダウンするし、基礎代謝率が上がって、食べても太らない体質になっていく。
1日10分のエクササイズを1年続けたら、1年で60時間以上のエクササイズの時間になる。
歯を磨きながらなどの「ながらエクササイズ」など、習慣化する。
美は細部に宿る
美人度は髪型で8割決まる
髪の毛やヘアスタイルは、年齢が出やすく、何も手をかけずにいると、どんどん老けて見えてくる。
若々しく見せるためには、「トップにボリュームを持ってくること」と「髪の艶」がポイント。
<トップのボリューム>
- 美容師さんに相談して、トップにボリュームが出やすい髪型にしてもらいブローなどの方法も教えてもらう
- ドライヤーをかけるときにトップの部分は頭を逆さにして乾かしたり、持ち上げて内側から乾かして毛を立たせる
- 同じ分け目でずっといるとそこの紙の毛が薄くなってしまうので頻繁に変える(筆者は3日に1度)
<髪の艶>
- 美容院でときどきヘアパック
- 毎日のセルフケアでは、コンディショナーよりもトリートメントやヘアパックなどでケア
香水は漂わせるもの
香りというものはダイレクトに人の記憶に残るもの。
美しい女性は、香水はほんのちょっとしか使わない。
筆者のお気に入りの香水のつけ方は、手を伸ばして腰から30~50センチくらい離れたところで2、3プッシュした後にその前を通り過ぎるだけ。
本当に美しくなる3つの秘訣
- 自分を愛していること
- 自信を持つこと
- 満たされ感を持つこと
内面と外見は相互に作用し合うので、外見を綺麗にし、魅力的にすることで、内面の自信が構築されていく。
美人の十戒
- 自分を否定しないでほめてあげて もっと輝くから
- 肌触りのいい素材は、柔らかな肌をつくる
- 笑顔は七難を隠す
- 手放しなさい 怠惰と贅肉
- 最上級の女の美しさは、優しい心根と大きな器
- ハイヒール、香水、レースの下着、宝石、それらは美人の底上げツール
- 色気は出すものではなく、出てしまうもの
- すべての物を大切な人のように扱う
- 花を愛でる…それだけで2割は綺麗になる
- 知性と感性と品性 それは大人の女性の美しさ
『美人は「習慣」で作られる。』を読んで
「自分磨き」よりも、まずは自分の長所を探すということをまずおこないたいと思いました。
まずは自分の長所を見つけ、それを磨くことを習慣にしようと思います。